インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチン

Influenza vaccine

「インフルエンザワクチンは毎年受けたほうがいいの?」「お子様は何回受ければいいの?」。インフルエンザは、日本では例年12月〜3月に流行します。[1]

ワクチンには、インフルエンザの発病を防ぐ効果と、かかったときに重くなるのを防ぐ効果があります。[1]流行が始まる前に、早めに接種しましょう。

監修:院長 渡辺昌樹(日本内科学会 総合内科専門医)

  • 生後6か月から
    接種できます
  • 65歳以上の方などは
    定期接種で受けられます
  • 事前のお電話で
    ご予約ください

こんな方はご相談ください

  • 65歳以上で、インフルエンザワクチンを受けたい
  • 糖尿病や心臓・肺の病気などで通院している
  • 小さなお子様や、高齢のご家族と暮らしている
  • お子様に、初めてインフルエンザワクチンを受けさせたい
  • 受験や大切な予定を控えている

インフルエンザワクチンのご予約・ご相談は、お電話でどうぞ。

予防接種は予約が必要ですので、お電話でご予約ください

06-6302-5261

インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染して起こる病気です。38℃以上の熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み、強いだるさなどが、急に出るのが特徴です。[1]

かぜと同じように、のどの痛み、鼻水、せきなどもみられます。[1]

重くなりやすい方

  • お子様まれに、急性脳症を起こすことがあります。
  • ご高齢の方・持病のある方肺炎を起こすなど、重くなることがあります。

特に、持病のある方やご高齢の方は、重くなる可能性が高いと考えられています。[1]

ワクチンの効果

ワクチンを受けても、インフルエンザに絶対にかからないわけではありません。しかし、発病を防ぐことや、かかったあとに重くなったり亡くなったりするのを防ぐことに、一定の効果があります。[1]

  • 82% 亡くなるのを防ぐ高齢者福祉施設に入所している65歳以上の方[1]
  • 60% 発病を防ぐ6歳未満のお子様(2015/16年のシーズン)[1]

高齢者福祉施設に入所している65歳以上の方では、発病を34〜55%防いだと報告されています。[1]

「有効率60%」とは

「有効率60%」は、「100人のうち60人がかからない」という意味ではありません。たとえば、次のような場合をいいます。[1]

ワクチンを受けた方ワクチンを受けなかった方
200人のうち24人が発病100人のうち30人が発病
発病した割合 12%発病した割合 30%

ワクチンを受けずに発病した方のうち、60%(この例では30人のうち18人)は、ワクチンを受けていれば発病を防げた、という意味です。[1]

接種の時期

インフルエンザは例年12月〜3月ごろに流行し、1月末〜3月上旬に流行のピークを迎えます。[1]流行が始まる前に接種することがすすめられています。[1]

予防に十分な抗体のある方の割合(3週間の間隔で2回接種した場合)[2]

  • 接種の1か月後77%77%
  • 接種の3か月後78.8%78.8%
  • 接種の5か月後50.8%50.8%
接種の5か月後には50.8%に下がります

ワクチンの効果は、時間がたつと弱まっていきます。[2]また、ワクチンは、そのシーズンに流行すると予測されたウイルスをもとに作られるため、毎年の接種がすすめられています。[1]

今シーズンの当院での接種の期間は、以下のお知らせのページをご覧ください。

接種の回数と量

年齢によって、接種の回数と量が決まっています。[1]13歳未満の方は、2回接種します。

年齢1回の量回数
生後6か月〜3歳未満0.25mL2回
3歳〜13歳未満0.5mL2回
13歳以上0.5mL1回

2回接種する場合の間隔は、1回目から2〜4週間です。効果を考えると、4週間あけるのが望ましいとされています。[2]

1回目のときに12歳で、2回目のときに13歳になっていても、2回目を受けられます。[1]2回目まで流行の前に終えられるよう、1回目は早めに受けましょう。

13歳以上の方は、1回の接種で、2回接種とほぼ同じくらい抗体が増えると報告されています。[1]

当院では、鼻にスプレーするワクチン(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)は取り扱っていません。

定期接種の対象となる方

次のいずれかにあてはまる方は、インフルエンザワクチンを定期接種として、毎年度1回受けられます。[1]

  • 65歳以上の方接種する日に65歳以上の方が対象です。
  • 60〜64歳の一部の方心臓・腎臓・呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に重い障害のある方(身体障がい者1級相当)が対象です。

定期接種の実施期間や費用は、お住まいの市町村によって異なります。[1]

大阪市にお住まいの方

大阪市が決めた実施期間に接種すると、費用の一部が助成されます。[3]実施期間の外での接種は、全額自己負担です。[3]

生活保護を受けている方や、世帯の全員が市民税非課税の方などは、確認できる書類を窓口で見せると、費用が免除されます。[3]必要な書類は、大阪市のページでご確認ください。

大阪市以外にお住まいの方は、お住まいの市町村にご確認ください。

定期接種の対象ではない方も、任意接種として受けられます。当院の費用は、お電話でのご予約の際にお伝えします。

主な副反応

ワクチンを接種したあとに、次のような症状が出ることがあります。[1]どちらも、ふつうは2〜3日で治まります。

  • 注射した部位の赤み・腫れ・痛み接種した方の10〜20%に起こります。
  • 熱・頭痛・寒気・だるさ接種した方の5〜10%に起こります。

まれに、ショックやアナフィラキシー(じんましん、息苦しさなどの強いアレルギーの反応)が起こることがあります。[1]接種後30分ほどは、急な体調の変化に備えて、院内か、すぐに連絡がとれる場所で様子をみてください。

接種を受けられない方・注意が必要な方

  • 接種を受けられない方
    • このワクチンの成分で、アナフィラキシーを起こしたことがある方
    • 熱がある方、重い急な病気にかかっている方(治ってから受けてください)
  • 事前に医師にご相談ください
    • 心臓・腎臓・肝臓・血液の病気、発育の障害などがある方
    • けいれんを起こしたことがある方
    • 免疫不全と診断されている方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
    • 間質性肺炎、ぜんそくなどの呼吸器の病気がある方
    • ワクチンの成分、または卵・鶏肉など鶏からできたものにアレルギーのある方

このほかにも、医師が接種しないほうがよいと判断する場合があります。[1]持病のある方や、飲んでいるお薬がある方は、お薬手帳をお持ちのうえご相談ください。

接種の流れ

  1. 1

    お電話でご予約 接種を希望する日の2日前までにご予約ください。午後の受付(16:00〜18:00)は、月・火・水・金曜日のみです。

  2. 2

    受付・検温・予診票の記入 当日の体温と、体調・これまでの病気などをご記入ください。

  3. 3

    診察 医師が体調を確かめ、接種できるかを判断します。

  4. 4

    接種 ワクチンを接種します。

  5. 5

    接種後の様子をみる 接種後30分ほどは、急な体調の変化に備えて、院内か、すぐに連絡がとれる場所で様子をみてください。

  6. 6

    2回目の接種(13歳未満の方) 1回目から2〜4週間あけて、2回目を接種します。

受診のときの持ち物

  • マイナ保険証または資格確認書
  • お薬手帳
  • 母子健康手帳(お子様)
  • 1回目の接種の記録(ほかの医療機関で1回目を受けた方)

よくあるご質問

Q昨年もインフルエンザワクチンを受けました。今年も受けたほうがいいですか?
A

はい。インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行すると予測されたウイルスをもとに、毎年作られています。
昨年受けた方も、今年のワクチンを受けることをおすすめします。

Qワクチンを受けて、インフルエンザになることはありますか?
A

当院で接種する注射のワクチンは、ウイルスの感染する力をなくして作られているため、ワクチンでインフルエンザになることはありません。

Q13歳以上は1回の接種でよいですか?
A

はい。13歳以上の方は、1回の接種で、2回接種とほぼ同じくらい抗体が増えると報告されています。
65歳以上の方などの定期接種も、1回の接種です。

Q卵アレルギーがあります。接種できますか?
A

インフルエンザワクチンは、鶏の卵を使って作られています。卵や鶏肉などにアレルギーのある方は、接種に注意が必要です。
ご予約の際と接種の前に、必ずお知らせください。

Q鼻にスプレーするワクチン(フルミスト)は受けられますか?
A

当院では、鼻にスプレーするワクチン(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)は取り扱っていません。
注射のワクチンを接種しています。

Qほかのワクチンと同じ日に受けられますか?
A

医師が必要と認めた場合は、ほかのワクチンと同じ日に接種できます。
ご予約の際に、ほかに受ける予定のワクチンをお知らせください。

すぐに受診が必要なサイン

接種のあとに次のようなことが起きたときは、救急車(119番)を呼ぶか、救急対応のできる病院をすぐに受診してください

  • 息が苦しい、ゼーゼーする
  • 全身にじんましんが出た、顔やくちびるが腫れた
  • 意識がぼんやりする、ぐったりしている
  • けいれんが起きた
  • 手足に力が入らない、しびれが広がる

一般の診療所である当院では対応が困難です。当院へのご来院やお電話ではなく、ためらわずに救急車を呼んでください。

まとめ

  • インフルエンザは、例年12月〜3月に流行します
  • ワクチンは、発病や、重くなるのを防ぐ効果があります
  • 流行の前に、毎年接種しましょう
  • 13歳未満の方は2回、13歳以上の方は1回接種します
  • 65歳以上の方などは、定期接種として受けられます

インフルエンザワクチンのご予約・ご相談は、お電話でどうぞ。

予防接種は予約が必要ですので、お電話でご予約ください

06-6302-5261

参考文献

  1. 厚生労働省. インフルエンザワクチン(季節性). https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/influenza/index.html
  2. インフルエンザHAワクチン 電子添文. 一般財団法人 阪大微生物病研究会.
  3. 大阪市. インフルエンザワクチン接種について(2026年10月5日更新). https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000623095.html
トップページへ戻る