健診で異常を指摘された方へ

健診で異常を指摘された方へ

After Your Health Checkup

健康診断の結果に「要再検査」「要精密検査」「要医療」と書かれていても、症状がないため、そのままにしてしまう方が少なくありません。

このページでは、健診の結果から受診をおすすめする目安をまとめました。当院では健診結果をもとに、再検査や治療、必要に応じて専門の医療機関へのご紹介を行います。

監修:院長 渡辺昌樹(日本内科学会 総合内科専門医)

こんな結果が届いた方は、ご相談ください

  • 「要再検査」「要精密検査」「要医療」「要治療」の判定がある
  • 前の年より数値が悪くなっている
  • 「経過観察」の判定が、何年も続いている
  • 肝機能のALT(GPT)が30を超えている
  • 便潜血検査が「陽性」だった
  • 胃の検査(バリウム検査など)で「要精密検査」と言われた

健診の数値が高くても、多くの場合は症状がありません。症状が出る前に再検査を受けて、早めに対処することが大切です。

健診結果をお持ちのうえ、お気軽にご相談ください。

予約なしで受診できます

06-6302-5261

受診をおすすめする目安

特定健診(いわゆるメタボ健診)では、次の値を「保健指導の対象」と「医療機関への受診をおすすめ(受診勧奨)」の目安としています。[1]

健診の検査値と受診の目安(血圧はmmHg、血糖・脂質はmg/dL、肝機能はU/L、eGFRはmL/分/1.73m²、ヘモグロビンはg/dL)
検査項目保健指導の目安受診をおすすめ詳しい解説
血圧130/85以上140/90以上高血圧
空腹時血糖100以上126以上糖尿病
HbA1c5.6%以上6.5%以上糖尿病
LDLコレステロール120以上140以上脂質異常症
中性脂肪(空腹時)150以上300以上脂質異常症
中性脂肪(随時)175以上300以上脂質異常症
HDLコレステロール40未満35未満脂質異常症
AST(GOT)31以上51以上脂肪肝・肝機能
ALT(GPT)31以上51以上脂肪肝・肝機能
γ-GT(γ-GTP)51以上101以上脂肪肝・肝機能
eGFR(腎臓の働き)60未満45未満-
ヘモグロビン(貧血)男性13.0以下
女性12.0以下
男性12.0以下
女性11.0以下
-

尿酸値は特定健診の項目ではありませんが、会社の健診などで測ることがあります。尿酸値が7.0 mg/dLを超えていた方は、以下のページもご覧ください。

  • 「受診をおすすめ」の値にあてはまる方は、できるだけ早く受診してください。
  • 「保健指導の目安」の値でも、いくつも重なっている方や、糖尿病・高血圧などで治療中の方は、一度ご相談ください。

肝機能は「ALT 30」がひとつの目安です

  • ALT(GPT)が30 U/L を超えたら受診を

日本肝臓学会は2023年、健診などでALTが30を超えていたら、まずかかりつけ医を受診することを呼びかけています(奈良宣言2023)。[2]

特定健診の「受診をおすすめ」は51以上ですが、ALTが30を超えていると、脂肪肝や肝炎などの肝臓の病気が隠れていることがあります。詳しくは脂肪肝・肝機能の異常のページをご覧ください。

がん検診で「要精密検査」と言われた方

  • 胃の検査バリウム検査などで要精密検査と言われた方は、当院で経鼻胃内視鏡(胃カメラ)による精密検査ができます。経鼻胃内視鏡のページへ
  • 便潜血検査陽性の方は、大腸内視鏡による精密検査が必要です。当院では大腸内視鏡を行っていないため、専門の医療機関へご紹介します。
  • 胸部X線検査(レントゲン)異常を指摘された方は、基本的に専門の医療機関へご紹介します。

がん検診の「要精密検査」は、がんと決まったわけではありません。ただし、精密検査を受けないままにすると、がんを早く見つける機会を逃してしまいます。

受診されたときの流れ

  1. 1

    健診結果の確認 健診の結果と、これまでの経過、症状、生活習慣、持病やお薬について伺います。

  2. 2

    診察・再検査 必要に応じて、血液検査・尿検査・心電図・胸部X線検査・腹部エコーなどを行います。検査の内容は、患者さんの状態によって異なります。

  3. 3

    結果のご説明 再検査の結果をもとに、治療が必要かどうかをご説明します。

  4. 4

    治療・経過観察・ご紹介 生活習慣の改善やお薬による治療、定期的な経過観察を行います。専門的な検査や治療が必要な場合は、専門の医療機関へご紹介します。

検査について詳しくは各種検査のページをご覧ください。

受診のときの持ち物

  • マイナ保険証または資格確認書
  • お薬手帳
  • 健康診断の結果
  • これまでの血液検査の結果(あれば)

健康診断の結果は、必ずお持ちください。数値や判定を見ながら、必要な検査を決めます。

よくあるご質問

Q「経過観察」と書かれていました。受診したほうがいいですか?
A

経過観察は「今すぐ治療が必要とは限らないが、注意が必要」という意味です。毎年「経過観察」が続いている方や、数値が少しずつ悪くなっている方は、一度ご相談ください。
生活習慣の改善だけで良くなることも多くあります。

Q再検査の日は、食事を抜いて行ったほうがいいですか?
A

血糖値や中性脂肪を正しく調べるため、できるだけ空腹(10時間以上食事をとっていない状態)でお越しください。水やお茶は飲んでかまいません。
もし食事をしてきた場合は、受診の際に最後に食事をとった時間をお知らせください。

Q会社の健診の結果でも大丈夫ですか?
A

はい。会社の健診、特定健診、人間ドックなど、どの健診の結果でもかまいません。

Q健康診断そのものを、渡辺医院で受けられますか?
A

はい。特定健診、後期高齢者健康診査、入社時健康診断などを行っています。
詳しくは健康診断のページをご覧ください。

まとめ

  1. 1

    健診で「要再検査」「要精密検査」と言われても、多くの場合は症状がありません。

  2. 2

    「受診をおすすめ」の値にあてはまる方や、ALTが30を超えている方は、早めに受診してください。

  3. 3

    健診結果を持って、お気軽にご相談ください。予約なしで受診できます。

健診結果について気になることがある方は、お気軽にご相談ください。

予約なしで受診できます

06-6302-5261

参考文献

  1. 厚生労働省 健康・生活衛生局. 標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版). 別紙5 健診検査項目の保健指導判定値及び受診勧奨判定値. 2024.
  2. 日本肝臓学会. 奈良宣言2023. https://www.jsh.or.jp/medical/nara_sengen/ippan.html
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